キュレルのセラミド効果って本当?アトピーや敏感肌などでも使える?

花王キュレルのバナー セラミド
引用:https://www.kao.com/jp/curel/index.html

敏感肌、アトピー肌といえばセラミド配合が肌に良いよね、と言っても過言ではないくらい、近頃はセラミドが有名になってきましたね。

最近では乾燥肌対策として必ず配合されていて、CMなどでも見かけます。ここでは花王から発売されているキュレルについて詳しく説明したいと思います。


さっそくですが、キュレルは乾燥肌やアトピー肌におススメの成分となっています。どうしておすすめなのかについてなども含めて説明します。

キュレルはハンドソープからボディケア、化粧液、入浴剤など多岐わたってブランドが展開されています。具体的な商品については別ページで説明したいと思います。ここではキュレルそのものについて解説します。また、例を挙げる場合は化粧液などの使用者が限定されたものではなく、クリームを出します。

キュレルのセラミド効果とは?

花王のキュレルについて

引用:https://www.kao.com/

キュレルは、乾燥性敏感肌のことを考えたスキンケア。その中心となっているのが、2つの「セラミドケア」です。

ではまず、この頃よく聞く乾燥性敏感肌とは何なのか、わからない人もいると思いますのでそちらの説明もします。

乾燥性敏感肌というのはアトピー性皮膚炎でも使っても大丈夫?

乾燥性敏感肌とは?

花王では、環境の変化で肌が乾燥、外部からの刺激に反応する状態などを指すようです。

敏感肌の定義

引用:­香粧会誌 Vol. 29 No. 2 (2005)

敏感肌というものについては、「皮膚科医からみた敏感肌」という論文で、明らかな皮膚病変なしと定義されていて、社会的に用いられてきた名称のことだと説明されています。疾患肌と健康肌の間ですね。この敏感肌というのは肌バリア機能の低下、アレルギー反応など、自分が敏感肌と決めているものを一般的にいいますが、病院で診てもらってアトピー性皮膚炎を患っているとあとからわかる人もいるというわけですね。

企業が敏感肌でも使えると謳っている場合は、肌疾患の人でも使えますよということだと思えばよいと思います。なお、公式では、「症状によりますので、まずは皮膚科専門医にご相談ください」とされています。

この辺りは、アトピー性皮膚炎で治療を行っているひとからすれば、日常で塗り薬やクリームなどを使用するときに使っていいのか相談するものですので、当然のことですね。

 

①肌を守って洗う

洗浄力が強い洗顔料を使うと、お肌を守っている皮膜が流れ落ちてしまいます。結果、乾燥肌になります。キュレルのセラミドは角層深部にまで浸透して効果的にセラミド機能として肌を守ってくれます。

 

②「セラミド」を効果的に補い、潤いを与える

肌を外部刺激から守るバリア機能」を助けるために、キュレルはお肌に「セラミド」を与えます。このセラミドは、キュレルが独自で開発した「セラミド機能成分」なので、角層すみずみにまで浸透して、効果的にお肌にセラミドを届けてくれるんです。

 

キュレルのセラミド機能成分とは?セラミドが入っていない?

「CurélクリームF」の成分を詳しく見てみましょう。実は、この成分にセラミドは入っていません。

CurélクリームFの成分

アラントイン、精製水、グリセリン、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、シクロジメチコン、トリシロキサン、スクワラン、イソステアリルグリセリルエーテル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド、イソステアリン酸コレステリル、ジメチコン、ユーカリエキス、ヘキサオキシステアリン酸ジペンタエリスリチル、ジメチルパルミチルポリシロキサン、硫酸Mg、POE水添ヒマシ油、POE・ジメチコン共重合体、パルミチン酸デキストリン、BG、コハク酸、水酸化ナトリウム液、パラベン

キュレルの有効成分アラントイン

アラントインというのが一番多く配合されています。これは一体何でしょうか。

これは皮膚保護剤です。

多くの軟膏やニキビ治療薬で使われているものです。そのため安心して使えます。個人差はありますが、敏感肌の人にも使えるために、抗アレルギー作用などもあります。

肌の組織を修復を活性化させる作用

アラントインは、肌の組織の修復をするために活性化させる作用があります。そのため、敏感肌はもちろん赤ちゃんに至るまで安心して使える成分です。

目薬にも配合される成分です。

このアラントインは肌に塗るだけではなく、花粉症対策などで使われる目薬の成分にも配合されていて、安全度は非常に高いです。

皮膚刺激性および皮膚感作性(アレルギー性)は大丈夫か?

ヒト試験を確認したところ、下記の結果となったようで非常に安全性が高いものだとわかります。

[ヒト試験] Akema Fine Chemicalsは200人の健康なボランティアに対してアラントインを使用したところ、いずれの被検者も皮膚刺激および皮膚感作がなかったことを報告した

[ヒト試験] 50人のボランティア(男性19人、女性31人、18~72歳、アレルギー11人、敏感肌7人)の背中にアラントイン2~5mg/cmを含む絆創膏を24時間適用し、除去後および72時間後に評価したところ、刺激の兆候はなかった

[ヒト試験] 105人の被検者(16~78歳)の背中に0.095%アラントインを含む製剤0.2mLを吸収パッド下で24時間、週3回合計9回適用し、2週間の無処置期間を経てチャレンジパッドを24時間敏感な部位に適用した。24時間および72時間後に試験部位を評価したところ、試験を通してまれに散逸的に浮腫または乾燥を伴った中等の反応が観察されたが、アレルギー性接触感作の兆候は観察されなかったため、臨床的に有意な皮膚刺激およびアレルギー性接触感作の可能性を示していないと結論づけた

[ヒト試験] パーソナルケア製品評議会に提出されたアラントインを含有する製品のレポートによると、自己感知性敏感肌を含む33人の被検者に0.5%アラントインを含むベビータルクを21日間の累積刺激試験において繰り返し適用したところ、正規化スコアで最大630のうち0.00で皮膚刺激は検出されなかった。また、同じ製品の2回目の試験では、自己感知性敏感肌の35人の被検者で試験を行なったところ、正規化スコア最大630のうち8.9で皮膚刺激は検出されなかった

[ヒト試験] 214人の被検者に0.5%アラントインを含むベビータルクを反復パッチテストしたところ、誘導期間において212人に反応はみられなかったものの2人の被検者は最小の疑わしい反応を示した。チャレンジ段階では反応は示されなかった

[動物試験] 資生堂リサーチセンターは、3匹のモルモットのシェービングした無傷の側面に10%アラントイン水溶液を3日間毎日24時間適用したところ、累積刺激スコアは0.2であったため、アラントインは軽度の刺激なしと分類され、化粧品成分としての使用に安全であると結論づけた

引用:アラントインとは…成分効果と毒性を解説

 

キュレルのセラミド機能成分は「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」

これは結構重要な部分ですね。通常、成分にはセラミドと記されるわけですが、キュレルにはその記載がありません。

これはどういうことなのかといいますと、いわゆる疑似セラミドという成分のことです。

花王が開発したセラミドに限りなく近い成分なのです。そのため、実際のセラミドと比べると保湿性などは劣ります。その分、企業側としては大量生産することが可能となり製造コストを減らしたり製品により多く成分を配合できるという利点があります。

疑似セラミド(ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド)

成分が違うのだったらダメではないの?と思ってしまいます。

それでは実際どうなのか調べました。

結論からですが、花王の研究結果では、アトピー性皮膚炎の患者にも有用性があり安全性もあるとされています。その有用性についてはこのあとをお読みください。

キュレルの疑似セラミドはアトピー性皮膚炎に効果があることが実証済み

キュレルのセラミドとは?

まず、疑似セラミドの成分である、「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」についてアトピー患者が使ってどうなったのかということについて紹介します。

アトピー性皮膚炎などの患者に疑似セラミドを使った結果論文

アトピー性皮膚炎患者29例の前腕皮膚に8%ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド配合クリームを適用し、水分保持能および経皮水分喪失量(TEWL)が改善するかどうかをヘパリン類似物質を含む軟膏と比較したところ、角層機能を含む総合効果判定において29例のうち25例(86%)に有用性を認めた。TEWLは有意差を認めなかったが、角層内水分量(コンダクタンス)は有意差をもって増加した。ヘパリン類似物質を含む軟膏との比較ではTEWLとコンダクタンスともに有意差を認めなかったが、皮膚所見を含む有用性においては合成セラミドクリームが有意に有用であった。副作用として1例に局所的発赤が認められたが外用を中止とともに改善した。以上より8%ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド配合クリームはアトピー性皮膚炎の乾燥皮膚に対し有用性の高い外用剤と考えられた(文献4:1999)

アトピー性皮膚炎患者19例の前腕皮膚に8%ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド配合クリームを適用し、改善効果を10%尿素クリームを対照として比較したところ、合成セラミド配合クリーム使用群は19例のうち13例(68%)に有用性を認め、対照クリームとの比較でも有意な差を持って有用であった。さらに試験開始前にダニの貼付試験で陽性であった4例に合成セラミド配合クリ-ムを4週間使用してもらった後に再度貼付試験を実施したところ、4例すべてが陰性であり、バリアー機能が向上したと考えられた。以上より合成セラミドを8%配合したクリームは、アトピー性皮膚炎患者皮膚に対する日常的なスキンケア剤として有用な製剤であると考えられた(文献5:2001)

2003年1月から4月までの4ヶ月間に神戸大学医学部附属病院皮膚科外来を受診したアトピー性皮膚炎、光線過敏症患者およびケミカルピーリング治療中患者47例に対し、「キュレル®UVミルク」と「キュレル®UVクリーム」の使用試験を実施した。本剤はいずれも紫外線吸収剤を含まず、紫外線散乱剤として微粒子酸化チタンを、角層のバリア機能および保湿機能改善剤として合成擬似セラミドを配合したSPF25、PA++のサンスクリーン剤である。4週間以上の使用試験において、46例中45例(98%)に有用性を認めた。また副作用例はなく、有害事象例として1例に刺激感等をみたが、本剤使用との因果関係は不明であった。これらの結果から、本試験品はバリア機能が低下し乾燥した皮膚に対するサンスクリーン剤として安全かつ有用な製剤であると考えられた(文献6:2004)

引用:ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドとは…成分効果と毒性を解説

それぞれを簡単に説明しますと、まず最初は、アトピー性皮膚炎のひとの腕にこの成分のクリームを塗って保湿が改善されるか調べてみたところ、86%に効果があったというわけです。

次もアトピー性皮膚炎の患者の腕にクリームを塗った研究結果ですが、こちらは尿素クリームと比較しても良い結果が出ました。そのため普段のスキンケアとして使えるクリームだとしました。

最後は神戸大学附属病院で行った使用試験です。ここではキュレルシリーズのUVクリームです。患者はアトピー性皮膚炎や光線過敏症で、98%も乾燥した皮膚に日焼け止めクリームとしての効果があったようです。

もちろん、有用性は100%ではないため、人によっては肌に反応がでることもあるようです。そのため、肌疾患の人はキュレルを購入する前に一度医師に相談することが良いですね。

キュレルの疑似セラミドの副作用例

先の文献から副作用例を紹介します。
1例に局所的発赤が確認されましたが、使用を辞めたところ元に戻ったようです。UVクリームでは、副作用がなく1例に刺激感等があったことが確認されていますが、この日焼け止めを使用したことによる因果関係は不明とのことです。

アトピー肌の狩野英孝がセラミドキュレルを使用していた

狩野英孝のブログ

引用:https://ameblo.jp/kanoaru/

2018年3月ごろに「狩野英孝さんが自身のブログ」でアトピーについて述べていました。
それによりますと病院通いをしていて、お薬を処方されているようです。

狩野英孝も使っているキュレル

けれど狩野さんはあまりお薬を使いたくないらしく、そこの先生の勧めでキュレルの乳液を使っていることを述べていました。病院の先生によりますと、キュレルは本当に優秀でオススメだとそうです。
狩野英孝のアトピー性皮膚炎対策

引用:https://ameblo.jp/kanoaru/entry-12362048456.html

単に商品の紹介では?と思われがちですが、狩野さんのブログでは別にリンクとか値段とか貼ってないのでそういうわけでもなさそうです。狩野さんは症状がひどい部類らしく、アレルギー数値1万近くあるアレルギー貴族と自称して、下々の民が使うクリームでは満足できないとのこと。
病院から処方されているコンベッククリームという皮膚の塗り薬やスチブロンというものを使っていることを明かしています。さらに頭皮にもフルコートというものを使っているようです。これはかなり大変な生活をされているのが目に浮かびます。
このようにアトピー性皮膚炎の狩野英孝さんが使っているのも事実なわけです。
もちろん、彼はキュレルを塗って保湿をするだけでは痒みを抑えることができておらず、最終的には処方薬に頼っているようです。アトピー性皮膚炎の方も一度医師に相談した上でキュレルを試してみてはいかがでしょうか。
疑似セラミドでは肌に合わない方には、原液系のセラミドなどもおすすめです。
この他にも体内から保湿するトクホの「飲むセラミドオルビスのディフェンセラ」などもありますので、そちらも検討してみるのもよいかと思います。

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